GCP無料枠でワードプレス構築した際に躓いた箇所のメモ

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GCP(Google Cloud Platform)の無料枠を利用してワードプレス(WordPress)でブログを構築した際につまずいた事を書いていきます。基本的には下記の記事を参考に構築していっており、私の環境でつまずいた所(GCP無料枠の対象マシン、Let’s Encryptを用いたSSL証明書導入、GCSとWP-Statelessの設定)のみをピックアップしています。大きな流れは下記記事を参照して下さい。非常に分かりやすく書いて下さっており感謝です。

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WordPress環境デプロイ時のマシン設定

GCPの無料枠で使えるマシンは決まっており、しかもそのマシンの種類はその時々によって変わっていきます。ですので無料枠の範囲内で使用できるマシンをGoogleのページにて確認しましょう。
https://cloud.google.com/free/docs/free-cloud-features?hl=ja#free-tier-usage-limits
上記ページに無料枠の使用量上限という項目があり、その中にCompute Engineという欄があるかと思います。抜粋画像が以下になりますが赤枠内赤線の部分ですね。
執筆時点(2022/12/17)ではe2-microのマシンタイプが無料枠で利用できるということになります。

ですのでデプロイするマシンを選ぶ際は、(今回の場合は)E2シリーズのe2-microを選ぶこととなります。各自無料枠のマシンを確認して選択しましょう!


また、運用開始後に無料枠の対象マシンが変更となる場合にはマシンタイプの変更を行いましょう。対象マシンが変更となる前にお知らせメールが来るはずです。

Let’s Encryptを用いたサーバーへのSSL証明書導入

SSL証明書導入の際Let’s Encryptを用いて証明書作成しており、ドキュメントは丁寧にもDeployment Managerの画面にもリンクがあります(写真赤枠のリンク部分)。ここに最新の方法が書かれているはずなので今回もその方法に則って手続きしていったのですが、途中で上手くいかず躓きました。

で、結局どうしたかというと一度インスタンスやデプロイ削除してから以下の記事を参考にすることで問題なく行えました。

公式の記述でやってみて無理そうなら他方法で試すくらいがいいのかもしれません。

Google Cloud Strage(GCS)とWP-Statelessの設定

WP-Statelessインストール後の設定の部分でちょっと躓きました。セットアップエラーが出て手動で設定しなければならなくなったのです。その際参考にしたのは以下の記事。あとは公式ドキュメントですね。https://wp-stateless.github.io/docs/manual-setup/

流れとしては、WP-Stateless用のGCPサービスアカウント作成 → GCSでバケット作成 → WP-Stetalessの設定という流れです。上記記事中ではリージョンを東京に指定していますが、無料枠で利用する場合は[us-west1], [us-east1], [us-central1]のいずれかにしましょう。
最後にWP-Statelessの設定画面を貼っておきます。私の場合はこれで上手くいっているので参考までに(プラグインversion3.2.2、2022/12/17時点)。

設定
Mode:Stateless
File URL Replacement:Enable Editor & Meta
Bucket:GSCのバケット名
Service Account JSON:サービスアカウントのキー(JSON形式)
Folder:Custom, /
Domain:ブログのドメイン名

躓いた箇所は以上になります。あとはセキュリティ関連を固めていき外観を整えて記事を書いていくだけですね。無料枠で作ったあとの注意点としては、無料枠の範囲や対象はあくまでGoogleがその時々に定めたものであり変更があるという点です。利用できるVMマシーンが変わったりやら何やらで都度変更していく必要があることだけは念頭に入れておきましょう。

参考記事:
https://tomorisblog.com/gcp-wordpress-00/
https://1e100.4watcher365.dev/other/https-domain-ssl/
https://note.com/ladyruby/n/nc947d372c608

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