筆者おすすめのSRPGについて、ゲームの良い点と悪い点を合わせて紹介しています。
特に、以下の5本は、それぞれが特徴的でとても楽しく遊べたシミュレーションRPGであり、個人的にとてもおすすめできます。
| ゲームタイトル名 | 特徴 |
|---|---|
![]() ユニコーンオーバーロード | ◯ユニークな部隊編成システムが楽しすぎる ◯個性豊かな仲間キャラクターがたくさん |
![]() ファイアーエムブレム 風花雪月 | ◯舞台設定や背景 ◯育成 ◯キャラクター これらが高水準でまとまったSRPG |
XCOM2 | ◯エイリアンの支配から抜け出せ! ◯タクティカルで緊張感のある戦闘が抜群 |
![]() ファイアーエムブレム エンゲージ | ◯とにかく戦闘バランスが良い ◯手に汗握る戦闘が楽しい |
王立穴ポコ学園 | ◯ダンジョン探索とSRPGとの融合 ◯卒業システムによる別れと出会いを楽しむ |
ユニコーンオーバーロードは2024年に発売されたゲームの中でもかなりハマったゲームで、他の4タイトルもいずれも熱中したシミュレーションRPGです。
とはいえゲームの好みは人それぞれ。
そして、あらゆる面で完璧なゲームや、すべての人に受け入れられるゲームもありません。
そのため本記事では、ゲームごとに評価の高いポイントと、イマイチな点の両方をきちんと説明しています。
それらを見て、自身の好みに合いそうかどうか参考にしてください。
また、おすすめ選外となったゲームソフトも、理由とともに挙げているのでぜひ活用してください。
紹介しているゲームの好みが似ていたり、高評価や低評価のポイントに同意できる部分が多い方には、より参考になるのではないかと思います。
また、今まで何本もSRPGを遊んできた筆者が、特におすすめできるゲームタイトルを紹介していきますので、
このようなことはないのでご安心ください!
まずはじめにSRPGを選ぶポイントを説明していますが、「そんな説明はいいからおすすめSRPGを見せてくれ」という場合は、以下から該当部分へ飛べるようになっていますのでご活用ください。
- SRPGを選ぶポイントは戦闘・育成・物語が重要
- おすすめのSRPGを11本紹介
- 『ユニコーンオーバーロード』 唯一無二な編成システムがおすすめのSRPG
- 『王立穴ポコ学園』 世代交代システムとダンジョン探索SRPGが楽しめる
- 『ファイアーエムブレム 風花雪月』 物語・育成・キャラのバランスが良い
- 『トライアングルストラテジー』 物語の分岐を楽しむ人におすすめのSRPG
- 『Wartales』 傭兵団を築き世界を巡るのが楽しいSRPG
- 『XCOM2』 PCで遊ぶのが断然おすすめの人類vsエイリアンなSRPG
- 『ファイアーエムブレム エンゲージ』 絶妙な戦闘バランスがおすすめ
- 『Symphony of War』 オウガバトルとFEとの組み合わせたSRPG
- 『Into the Breach』 敵の行動予測から最適解を導き出すSRPG
- 『トラブルシューター:捨てられた子供たち』 トレハンも楽しめるSRPG
- 『ヴィーナス&ブレイブス』独特の戦闘システムが楽しめるSRPG
- 戦闘の面白さを求める人におすすめのSRPG
- 育成や部隊編成の面白さを求める人におすすめのSRPG
- ストーリーやキャラクター性を求める人におすすめのSRPG
- Steamで遊べるおすすめのSRPG
- Nintendo Switchで遊べるおすすめのSRPG
- PS4/PS5で遊べるおすすめのSRPG
- XBOX Series X/Sやゲーパスで遊べるおすすめのSRPG
- 個人的にはあまりおすすめできないSRPGたち(参考)
- まとめ
SRPGを選ぶポイントは戦闘・育成・物語が重要
RPGの成長要素や物語性に加え、マップ上でユニットを動かし位置操作による戦術的要素をかけ合わせたゲームジャンルである、シミュレーションRPG(SRPG)。
自分がSRPGに何を求めているのかによって、選ぶべきソフトも変わってきます。
物語性のあるSRPGが遊びたいのに、たいしてストーリーが無いゲームを選んでもしょうがないですからね。
SRPGを選ぶ上での大きなポイントは主に以下の3つと考えています。
一つずつ見ていきましょう。
戦闘が、戦術面やユニークさという観点で面白いかどうか

バトル自体が面白くできているか、SRPGを遊ぶうえでは非常に重要です。
SRPGを遊ぶ最大の理由は、戦闘が面白いからだという人も多いでしょう。
通常のRPGとは異なり、ユニットを移動させることで間合いをはかる「位置操作」という要素が加わることにより、戦術的な駆け引きが生まれやすいです。
たとえば、相手からはギリギリ届かないけれど、こちらからは攻撃できるポジション取りや、壁役のユニットにヘイトを向けさせて他の火力ユニットで敵を殲滅するなどの作戦が実行できます。
ポイントとしては、
という要素が重要となります。
戦闘難易度については、
などが大事ですね。
あとは、戦闘自体がユニークで、目新しさがある場合も評価が高くなります。
今までにないようなバトルを楽しめるとグッと印象が良くなりますね。
ユニットの成長システムや、味方軍勢の編成での面白さ

この要素は、どちらかというと「戦闘に入る前段階」での楽しみです。
育成や編成のやり方によって、戦闘でのユニットや部隊の活躍ぶりが大きく変わるので、より戦略的な要素と言えるでしょう。
自分の好みの部隊を作れたり、お気に入りキャラを重点的に強化できたり、破壊力の高いコンボを編み出せたりすると高評価です。
プレイヤーの好みや試行錯誤をゲームに反映できるため、戦闘以外でも面白さを感じやすくなります。
また育成した成果を、きちんと戦闘で腕試しする機会が設けられいるかどうかも重要です。
ストーリーの面白さ

上記の2点が主なポイントです。
ストーリーが楽しめると、最後までこの物語を見届けたいという想いも強くなり、ゲームクリアまで駆け抜けてクリアできる人が増える印象です。
あとは物語に付随して、キャラクター性が立つようにきちんと描けているかという要素も含まれます。
「どういう人がその物語を楽しめるか」については、ゲームをどのような層に向けて出しているのかも重要です。
『ポケットモンスター』を例に取ると、こちらは全年齢対応で小学生低学年でも遊びます。
とすると小学生でも理解できて楽しめるようなストーリーに仕上げる必要があるので、大人のドロドロとした感情であったり、血なまぐさい重厚なストーリーを描くわけにはいきません。
これを無視して「ポケモンは友情や家族愛を描いてばかりで、テーマが面白くない」などと言うのはナンセンスですからね。
以上、SRPGを選ぶ際のポイントを説明してきましたが、
これらの要素を中心に、自分が面白いと感じるのはどういう点か、自分は何に期待しているのかということを明確にしておくと、よりゲームを選びやすくなります。
おすすめのSRPGを11本紹介
それではゲームを紹介していきますが、まずは筆者おすすめのSRPG一覧表を記載しておきます。
| ゲームタイトル名 | おすすめポイント | いまいちなポイント |
|---|---|---|
| ユニコーンオーバーロード | ◯ユニークな部隊構築の面白さ ◯多様なキャラクターたち | ストーリーは比較的平凡 |
| 王立穴ポコ学園 | ◯代替わりによる育成システム ◯ダンジョン探索とSRPGの融合 | ギャグベースのテキストは慣れるまで人を選ぶかも |
| ファイアーエムブレム 風花雪月 | ◯最近のFEの中では物語性が良い ◯多様なジョブによる育成 ◯豊富な仲間キャラクター | FE名物の最高難易度での戦闘バランスは大味 |
| トライアングルストラテジー | ◯重厚なストーリー ◯骨太な戦闘バランス | 成長システムの自由度が低い |
| Wartales | ◯オープンワールド探索SRPG ◯傭兵団の育成・編成 | 公式日本語翻訳がない |
| XCOM2 | ◯容赦ないタクティカルな戦闘 ◯手に汗握るストーリー | 無駄なエフェクトが多い 慣れるまでは難しい難易度 |
| ファイアーエムブレム エンゲージ | ◯戦闘バランスの良さが素晴らしい | シナリオが残念 |
| Symphony of War | ◯部隊編成が面白い ◯コスパに優れる | 中盤以降のシナリオが残念 |
| Into the Breach | ◯敵の次の行動が分かる緊張感のあるバトル | 最終盤の盛り上がりに欠ける |
| トラブルシューター:捨てられた子供たち | ◯タクティカルな戦闘の面白さ ◯育成自由度の高さ ◯貴重なトレハン要素 | 音声が韓国語のみ |
| ヴィーナス&ブレイブス | ◯独自の戦闘システム ◯不老不死の主人公という設定や世界観の良さ | 現在では使いづらいUI 中盤での中だるみ |
ではここからは、各ゲームについて詳細に説明していきます。
詳細説明では、各ゲームが具体的にどういうところが面白くて、逆にイマイチな部分はどこなのかが知れるようになっています。
気になるゲームが決まっている人は、下に記載のゲーム名から各レビュー部分に飛ぶことができるので、そこから見てくださいね。
『ユニコーンオーバーロード』 唯一無二な編成システムがおすすめのSRPG
1作目は、ヴァニラウェアが製作したSRPG『ユニコーンオーバーロード』。
ユニコーンオーバーロード(公式サイトHP)
・対応プラットフォーム:PS4/5、Nintendo Switch、XBOX SeriesX/S
・ジャンル:部隊編成型SRPG
・定価:8,778円(DL版)
・開発元/パブリッシャー:ヴァニラウェア/アトラス
※価格は全て税込 ※2025年1月時点
2024年に筆者がドハマリしたSRPGであるユニコーンオーバーロードですが、特に魅力的な点は次のとおりです。
本作の特徴は、最大5人からなる部隊を編成しバトルをおこなう点です。
SRPGと聞いて思い浮かべるのは、単体のユニットをそれぞれマップ上を移動させて攻撃をしかけていくというものだと思います。
しかし、本作では複数のユニットを組み合わせた集団を1部隊とし、部隊同士で戦っていくのです。
『オウガバトル』のようなシステムと言えばピンとくる人もいるかもしれません。

部隊の中でタンク役、火力役、回復役、サポート役と明確に役割分担するも良し。
全員をナイトで揃えた騎馬部隊や、全員ドラグーン乗りで揃えるなどしても良いです。
組み合わせ方は自由自在であり、それこそがプレイヤーの腕の見せ所。
思うがままに「最強の部隊」を目指して編成できます。
そして部隊編成システムを支えるのが、本作の最大の特徴かつ唯一無二の魅力としている「ガンビットシステム」です。
ガンビットといえばFF12で採用されていたシステムで馴染みのある人もいるかと思いますが、ユニットがおこなう行動に条件や優先順位を設定できるものです。
なんか難しいと思うかもしれませんが、決してそんな事はありません。
例えば、
- 「敵に飛行ユニットがいた場合」に「その飛行ユニットを攻撃する」
- 「1列に敵が3人いた場合」に「その列に列攻撃の魔法を唱える」
といった感じで設定できるので、ユニットと部隊の戦い方をあらかじめ決められます。

戦闘では、事前に設定したガンビットに従って自動的に戦闘がすすみ、作戦が上手くハマると次から次へと相手を薙ぎ倒せるのです。
この部隊編成とガンビットシステムは至高の組み合わせで、「ぼくの考えた最強の部隊」をプレイヤーがそれぞれ生み出すことができるという画期的なシステムでした。
一方で、『ユニコーンオーバーロード』のイマイチな点は以下の通りです。
物語自体は、正直な感想を書いてしまうと、ヴァニラウェアの過去2作である『十三機兵防衛圏』や『オーディンスフィア レイヴスラシル』ほど優れたものではなく、個人的にあまり満足できませんでした。
ただ、いわゆる王道ファンタジーと言われる作りになっているので、ハマる人も全然いると思います。
そしてストーリーがそこそこな代わりに、キャラクター性には富んでいるのも特徴です。
仲間になる登場キャラクターが約70名もいるにも関わらず、それぞれのキャラの性格や背景なども語られているため、好みのキャラクターを見つけて育てていくという楽しみ方ができます。
各キャラクターの人気が凄く、Youtubeの公式番組で、キャラクターランキングが発表されるほどでした。
*ネタバレを含むため視聴には注意
また、戦闘やストーリーでも、好みのキャラクターたちが動き回るため、動きに感動するとともにその技術の高さがうかがえました。
マップ攻略については、凝った戦闘マップは少なく、ごく一部を除いては部隊を敵に向かって進軍していけばクリアできるようなものが多かったです。
もう少しマップ攻略を楽しめるものが多ければ、「戦闘の楽しさ」という部分で高評価につながったと感じています。
ですが、ここで挙げたイマイチな部分を補って余りあるのが部隊「編成」に特化したシステムであり、これまでにない唯一無二の編成ゲームとして本当に楽しませてもらいました。
最強コンボを思いついて実践したり、相手編成のメタに対する対策が上手くハマったりした時は、非常に爽快です。
編成部分が楽しめるかどうかでこのゲームの評価が変わってくるので、興味を持った方はぜひ体験版をプレイして、その醍醐味を味わってみてください。
この沼に一人でも多くのプレイヤーがハマることを期待しています。
『王立穴ポコ学園』 世代交代システムとダンジョン探索SRPGが楽しめる
隠れた名作SRPGとして、2作目はエインシャントから発売されている『王立穴ポコ学園』を紹介します。
王立穴ポコ学園 (公式サイト)
・対応プラットフォーム:Nintendo Switch(DL版のみ)
・ジャンル:代替わりダンジョン探索型SRPG
・定価:2,800円
・開発元/パブリッシャー:エインシャント
※価格は全て税込 ※2025年1月時点
はじめに王立穴ポコ学園の良い点をまとめると、このようになります。
『王立穴ポコ学園』という名のとおり、学園の地下に存在するダンジョンへと通じる穴(ポコ)が空いており、そこからダンジョン探索をしていくゲームです。
ダンジョン探索とSRPGが融合している本作品では、仲間になったキャラが3年経つと必ず卒業してパーティーからいなくなってしまう点が特徴的です。

代わりに、次代の生徒へと「指南書」という形で能力を継承していきます。
『俺の屍を越えてゆけ』を知っている方は、ああいう感じを想像してくれたらいいですね。
歴代の生徒の能力を受け継ぎながら強い生徒を育成し、課題という名のダンジョン探索をおこない、強い武器を集めてパーティーを強化していく。
戦闘も、不思議なダンジョンや風来のシレンを彷彿させるようなターン制の探索から、シンボルエンカウント式でシームレスに敵とのバトルがはじまります。
戦闘では、敵が味方の誰を狙っているかが分かるシステムなため、敵の行動に対応して味方の動きを決めていけます。
この部分は『両手いっぱいに芋の花を』に少し似ていました。
戦闘中に1ターン経つと、ダンジョン内でも1ターン進みます。ですので、接敵していない敵も1ターン動くため、味方を攻撃しようと近づいてきます。

ボーっと戦っていると四方を敵に囲まれていたなんてことも。
なので、位置取りや殲滅速度を考えて動いていかなければなりません。
敵の位置を確認し、どこにおびき寄せるのが良いか、囲まれずに倒し切るにはどのルートで行けば良いか、といったことを考える必要があり、ここにSRPG的な要素が詰まっています。
このダンジョン探索とバトルとの組み合わせが、本作の斬新で面白いポイントでした。
加えて、ダンジョンを攻略すると武器を入手できます。
武器には様々なスキルがついており、能力も違っているため、良い武器を集めるという「トレハン要素」を楽しむことができたのも魅力のひとつです。
2800円と比較的ロープライスながら、育成×ダンジョン×トレハン×SRPGという美味しいところをうまくかけ合わせているのがとても高評価な作品です。
一方、王立穴ポコ学園にも人を選ぶ部分はあります。
テキストは、基本的にゆる~いギャグテイストがベースとなっているので、そこが合うかどうかでストーリー評価が分かれるでしょう。
また、ストーリーについては最序盤が個人的にはイマイチ盛り上がらないため、そこで中断してほしくないなという思いがあります。
世界観自体はきちんと練られていますし、お話自体も途中からは面白くなってきたので個人的に評価は高めなのですが、人によっては途中離脱してしまう可能性もあるかなと思います。
ただし、メインの面白い部分は「育成」「ダンジョン探索」「トレハン」なので、このメインシステムを気に入れば、お値段以上に楽しめる最高の作品となっています。
名前からゲーム内容も想像しづらく、それほど有名とは言えないため、隠れた名作という扱いをされがちな本作ですが、興味が出た方はぜひ手にとってみてください。
>>任天堂公式 DLサイト(My Nintendo Store)
『ファイアーエムブレム 風花雪月』 物語・育成・キャラのバランスが良い
次に紹介するのは、任天堂から出ている『ファイアーエムブレム 風花雪月』です。
ファイアーエムブレム 風花雪月(公式サイト)
・対応プラットフォーム:Nintendo Switch
・ジャンル:学園教師となり生徒を導くSRPG
・定価:7,678円
・開発元/パブリッシャー:コーエーテクモゲームズ & インテリジェントシステムズ/任天堂
※価格は全て税込 ※2025年1月時点
風花雪月は次のような魅力を備えた作品となっています。
本作は、世界観やバックグラウンドを含む物語・育成・キャラクター性が高水準でまとまったSRPGで、特に「近年のFEとしてはストーリーが優れている」と言えるでしょう。
ここ何作かのFEの物語が好きな人には申し訳ないですが、正直ストーリーの質は悪く、出来の悪い「なろう小説」のような内容のものもあったと思います。
ですが本作『風花雪月』では、開発にコーエーテクモゲームズも携わりシナリオも担当しているため、非常にまともな出来に仕上がっています。
『FE if』や『覚醒』、『エンゲージ』で痛い目を見た人でも、物語を楽しめると思うので安心してください。

加えて、主人公が教師として赴任する、3つの学級の物語をそれぞれ楽しめるため、SRPGを周回して楽しみたい人にもおすすめです。
このように高水準でまとまっている『FE 風花雪月』ですが、以下の点には注意してください。
まず1つ目の学園探索パートについてですが、これはだんだん面倒くさくなってしまいました。
学園内を探索し、会話やアクティビティをおこなうのですが、学園自体が広いため、初回はいいものの段々と面倒に感じがちです。
2点目は、FE名物の最難関難易度:ルナティックをクラシックモード(パーマデスモード)で遊ぶ際の難易度設定が大味だという点です。
序盤が非常に苦しいけれど、そこを抜けたらややヌル目な難易度になってしまっており、この点は戦闘バランスの良いFE エンゲージなどと比較すると一歩劣るなと感じました。
ですが、難易度ハードで楽しみながらお気に入りキャラを育成・強化してプレイする分には十分楽しめるようになっています。
高水準にまとまった本作を気になった方はぜひ遊んでみてください。
『トライアングルストラテジー』 物語の分岐を楽しむ人におすすめのSRPG
次に紹介するのは、スクウェア・エニックスから出ているSRPG『トライアングルストラテジー』です。
トライアングルストラテジー(公式サイト)
・対応プラットフォーム:Steam、Nintendo Switch
・ジャンル:信念を貫くSRPG
・定価:7,680円(通常パッケージ版・DL版)
・開発元/パブリッシャー:アートディンク & スクウェア・エニックス/スクウェア・エニックス
※価格は全て税込 ※2025年1月時点
本作の良い点は、次のようになっています。
このトライアングルストラテジーは、骨太な戦闘と戦記物のファンタジーを大いに楽しめるSRPGであると同時に、ストーリー分岐にユニークなシステムを搭載しているのが特徴の作品です。
それは「信念の天秤」と呼ばれるシステムで、物語の重要な分岐点において、仲間達の投票(多数決)で選択肢を決めてしまおうというものです。
「仲間の意見で決まってしまうだけでは?」と思うかもしれませんが、自分とは異なる信念を持つ仲間を説得して投票先を変えさせることもできるため、プレイヤーの介入余地があります。
そして、信念の天秤での投票を通じて「自分たちがこの選択をしたんだ」という実感を持つことができます。
特に、辛い選択肢を選ぶにあたっては、
- 「本当にこの選択肢で良かったんだろうか…」
- 「ああ、やっぱり嫌な出来事が起きてしまった。別の選択肢にしておけば違う結末が!?」
といったドキドキ感を楽しむことができました。
さらに、選択によって物語の進行ルートが変わることもあるので、どの選択肢にしようかという悩みながら楽しめる作りになっています。
戦闘バランスに関しても良好で、ステージに合わせて固有キャラクターたちの能力を活かした攻略が楽しめました。
また、難易度設定もあるため初心者から熟練のプレイヤーまで楽しめるようになっています。
一方、次のポイントには気をつける必要があります。
まず育成要素が極めて少ないのは、好みが分かれるポイントです。
このゲームはジョブのランクアップ先は固定で、武器防具を更新していくこともありません。
プレイヤーが介入できる育成要素は、主に以下の2つだけです。
- 固有の職業ランクを上げる(転職先は1つのみで選択不可)
- 素材を使用して追加のアビリティや能力値を向上させる(介入余地は習得順番を変える程度)

加えて、武器固定で防具はなく、代わりにアクセサリーを2個装備できるだけです。
見た目的にも『FFT』や『タクティクスオウガ』を彷彿とさせる面がありますが、これらのゲームのような豊富なジョブシステムや育成要素はありません。
そして、汎用キャラを雇用するようなシステムもないため、この点も注意が必要です。
あとはストーリーが占める割合が比較的多いため、物語に比重を置かないプレイヤーにとっては退屈に感じる可能性があります。
実際、ネット上でもそのような声があがっていました。
好みが分かれるところではありますが、
- 「物語も戦闘も楽しみたい人」
- 「育成要素にそれほど重きを置かない人」
にはおすすめできます。
自分がどのようなSRPGを求めているかで、プレイを考えていただければと思います。
>>トライアングルストラテジーの詳細な評価・レビュー記事はこちら
『Wartales』 傭兵団を築き世界を巡るのが楽しいSRPG
自分だけの傭兵団を率いて世界を巡る『Wartales』。
Wartales(Steam公式HP)
・対応プラットフォーム:PC(Steamなど)、XBOX Series X/S
・ジャンル:オープンワールド型傭兵団SRPG
・定価:3,600円
・開発元/パブリッシャー:Shiro Games
※価格は全て税込 ※2025年1月時点
世界を探索しながら、ターン制の戦術的なバトルをおこなえる本作の特徴は以下のようになっています。
Wartalesは、オープンワールドのような世界を巡りながら、クエストや野党の討伐などを通じて少しずつ傭兵団を強化し、一攫千金を狙い成り上がっていくのを楽しむゲームです。

特に序盤は、ギリギリの資金繰りを行いながら、なんとか傭兵団を維持して少しでも良い生活にしていくための試行錯誤を楽しめました。
- クエストをこなして報酬を得るつもりが、遠征費の方が高くついてしまった
- 山賊を捕縛して世界各地にある「監獄」に売り払い、生活の足しにする
このようなことをおこないながら、少しずつ豊かな生活を目指して傭兵団を強化していきます。
世界中の探索はオープンワールド型ながら、戦闘はおなじみのSRPG形式となっていて、グリッドで区切られたマスの中を移動させながら、敵を攻撃して倒していきます。
舞台は中世ヨーロッパ風であり、戦闘や死が日常的に潜み、なんとか生きながらえながらも富を求めて成り上がりを目指すような環境です。
魔法要素が無い世界であるため、代わりに物理攻撃職が何種類も用意されており、どのような方向性で成長させるのかを選択できるようになっています。
一方、『Wartales』の微妙な点もあります。
※2025年1月時点
特に、公式の日本語翻訳が無いため、日本語で遊ぶためには有志の翻訳modを入れる必要があります。
上記の方々が公開しています。
注意事項などを良く確認した上で使用させてもらいましょう。
『XCOM2』 PCで遊ぶのが断然おすすめの人類vsエイリアンなSRPG
海外産の超有名SRPGである『XCOM2』です。
XCOM2(Steam公式HP)
・対応プラットフォーム:Steam、PS4/5、XBOX Siries X/S、Nintendo Switch
・ジャンル:エイリアンに反逆するSRPG
・定価:7,000円
・開発元/パブリッシャー:Firaxis Games/2K
※価格は全て税込 ※2025年1月時点
エイリアンに侵略されてしまった地球を取り戻すため、プレイヤーは反乱軍を指揮することとなります。
エイリアンの侵略を食い止めるという設定はよくありますが、既にエイリアンに侵略された世界を再び支配から解放させるというシナリオは非常に好みであり、楽しめるものでした。
前作未プレイながら問題なく楽しめましたので、特に前作プレイ必須ではない点も高評価なポイントです。

バトルも非常に戦術的であり、多くの敵はマップ開始時点ではどこにいるか分かりません。
そのため、敵の動きを予測しての位置取りや攻撃をおこなうのがとても重要となります。
追い詰められた状況でも、どれだけ有利な状態でターンを終わらせることができるかを考え、緊迫した状況からの生還が成功した時には凄まじい達成感を得ることができました。
しかしながら、気になる点も当然あります。
- 戦闘中の動作エフェクトなどが無駄に長い
- SRPGをそこまで触れていない人にとって難しい難易度
まず戦闘中の冗長なアニメーションが長かったり、内政パートで無駄なアニメーションが挟まったりと、少しテンポの悪い部分が存在します。
また、戦闘における基本的な難易度が高めに設定されているため、SRPGを今まであまり遊んでこなかった人にとっては難しく感じる可能性があります。
ただ、このようなデメリットもPC版でModを入れることによって解消されることが多いです。
特に、
こういったModを導入することにより、快適性がグッと高まり、よりXCOM2を楽しめるようになります。
Modと聞くと「使って大丈夫なの?」と感じるかもしれませんが、公式がModを使えるように対応しており、違法でもなんでもありません。
欲しい機能があれば積極的に導入しましょう。
また、大規模な公式Modである『Long War2』というものがあり、それを導入すると大幅な機能の追加や高難易度化などがされ、XCOM2をさらに楽しめるようになります。
これらの理由から、XCOM2をプレイするならPCで遊ぶのをおすすめしています。
PC環境が整っているなら、ぜひ候補にいれてみてください。
素晴らしい体験が待っています。
DLCである『War of the Chosen(通称WotC)』とともに、セールで激安になっていることが多いので、セール時にDLCとあわせての購入がおすすめです!
『ファイアーエムブレム エンゲージ』 絶妙な戦闘バランスがおすすめ
FEからもう一作、『ファイアーエムブレム エンゲージ』を紹介します。
ファイアーエムブレム エンゲージ(公式サイト)
・対応プラットフォーム:Nintendo Switch
・ジャンル:戦闘バランスに優れたSRPG
・定価:7,600円(DL版)
・開発元/パブリッシャー:インテリジェントシステムズ/任天堂
※価格は全て税込 ※2025年1月時点
本作の魅力は、なんといってもその戦闘バランスの良さにあります。
特に1周目での難易度ルナティック、かつクラシックモード(戦闘で味方が倒されるとキャラロストするモード)でのバランスが非常に優れています。
そのため、全てのリソースを使い切って強敵を倒していくという痺れる戦闘を存分に楽しめました。
作中では、過去の英雄が指輪に封印されており、この指輪を装備することで強化されて必殺技的なものが使えるようになる「エンゲージシステム」が登場します。

プレイしはじめた頃は「このシステム強すぎるのでは?」と思っていましたが、だんだんとそのエンゲージシステムを活かことが前提の難易度となってきて、システムをフル活用した戦いを楽しむことができました。
もちろん、SRPGにはそれほど慣れていないような人にも、難易度ノーマルやハードが用意されているので、自分が求める難易度調整が可能です。
さらには、戦闘中の行動を巻き戻してやり直せるシステムが途中で追加されるので、ちょっとしたミスをしてしまっても安心な設計になっています(ただし難易度ルナティックでは回数制限あり)。
育成面でも、「エンゲージシステム」によるスキルの獲得やクラスチェンジがあり、自分なりのキャラ育成を楽しめる要素が用意されているのも良かったです。
育成したキャラクター達を、ステージにあわせてチューニングし編成してバトルに挑むことを楽しめました。
しかし、イマイチな点も存在します。
これは購入にあたり本当に重要なことなのですが、「ストーリーが本当につまらない」と感じる人が多いということです。
全体的なプロットはまだ見れるものもあるのですが、個々の詳細なシナリオやテキストに関しては目をつむりたくなります。
また、キャラクターに関しても、こういうキャラはこういう属性にしておけばいいでしょ、と言わんばかりの過剰な属性付けが多く、登場人物が多い割にはお気に入りのキャラとは少なかったです。
わたしはこのゲームを知り合いから勧めてもらいプレイしたのですが、「物語には絶対に期待してはいけない。そのかわり戦闘が非常に面白いのでそこを楽しんで欲しい」と言われました。
その言葉通り、ストーリーは残念でしたが戦闘に関しては正直めちゃくちゃ楽しむことができました。
言っていたことは全く間違ってなかったですね。
なので皆さんも、ストーリーはあってないようなもの、戦闘(と育成)を楽しむためのゲームと思ってプレイしてみてください。
バトルは本当に楽しいですので!
『Symphony of War』 オウガバトルとFEとの組み合わせたSRPG
FEとオウガバトルの融合と話題になったインディーSRPG『Symphony of War』。
Symphony of War(Steam公式HP)
・対応プラットフォーム:Steam
・ジャンル:部隊編成型SRPG
・定価:2,300円
・開発元/パブリッシャー:Dancing Dragon Games/indie.io
※価格は全て税込 ※2025年1月時点
昔の『ファイアーエムブレム』の雰囲気がありながら、部隊同士の戦いという『オウガバトル』の要素も備えており、ターン制SRPGが好きな人にとって堪らない作品となっています。
グリッドマス上を移動させるのはFEと同様ですが、接敵したときのバトルは部隊 vs 部隊の戦いとなり、ユニットが敵を攻撃したり回復したりというのが自動で行われます。

ここで重要になるのは「どういう部隊を編成するのか」という点です。
などなど、色々と考えて工夫できる点がたくさんありました。
特にユニットのクラスは汎用ユニットだけでも40クラス以上も用意されており、部隊のコンセプトに合わせてどういう特性のユニットを使っていくのかを考えるのが楽しめます。
さらに、考えた編成やコンボが上手くハマって、相手部隊を壊滅させていくのは本当に爽快でした。
部隊制、自動戦闘という部分では先に紹介した『ユニコーンオーバーロード』に少し似ている点もありますね。
一方、イマイチなポイントも存在します。
- 中盤以降のストーリーがイマイチ
序盤はどうなっていくのかなとある程度気になるストーリーでしたが、中盤以降はありきたりで気に入るものではありませんでした。
プレイ当時は日本語化されていなかったというのもありますが、それを差し引いても他の上質なストーリーの作品と比較すると見劣りしてしまいます。
しかしながら、2,300円と比較的低価格で購入できる上に、Steamセールでは頻繁に半額程度となることを考えると、コストパフォーマンスが非常に優れています。
そのため「ある程度はしょうがないか」と許せる部分でもありました。
編成や育成に戦闘は面白く仕上がっている作品ですので、コスパ良く楽しんでください。
>>詳細なSymphony of Warのレビュー記事はこちら

なお、DLCも出ていますがまずは本体のみを購入し、1周クリアしてまだまだ遊びたいと思ったらDLCを追加して楽しむのをおすすめしています。
>>Symphony of WarのSteamページはこちら
『Into the Breach』 敵の行動予測から最適解を導き出すSRPG
今では名作とも名高いローグライトSRPGゲーム『Into the Breach』。

ここで言う「ローグライト」は、マップや敵がランダムに生成されて、何周もリプレイできるゲームという理解で大丈夫です!
Into the Breach(Steam公式HP)
・対応プラットフォーム:Steam
・ジャンル:ローグライトSRPG
・定価:1,520円
・開発元/パブリッシャー:Subset Games
※価格は全て税込 ※2025年1月時点
はじめに『Into the Breach』のおすすめポイントをまとめておきます。
本作は、ターン制のメカコンバットゲームであり、8×8のサイズのグリッドマスでの詰将棋のようなタクティカルな戦闘を楽しめるゲームです。
特徴的なのが、次のターンの敵の攻撃が事前に分かった上で、味方部隊の行動を決めることができる点です。

「敵の行動が分かるなら簡単なのでは?」と思うかもしれませんが、味方は3体しかいないのに対して敵は毎ターンどんどんと増援がきます。
そんな状況で基地や発電所といった重要拠点を守らなければならず、一歩読み間違えると敵の雪崩のような攻撃を受け、ゲームオーバーとなってしまうことも。
マップはランダム生成ながら、なんとかクリアできそうという絶妙な難易度を用意してくれているため、
このような反省が出てくると同時に、「次こそはクリアできるはず!」という気持ちになります。
その結果「あと一回…、あと一回だけ…」と遊んでしまい、気づいたら真夜中になってしまっているのです。
詰将棋的な絶妙なバランスで、戦術的な戦闘を堪能できる良いゲームですが、以下のような気になる点もあります。
エイリアンの侵攻を防ぐという設定で進んでいきますが、あまり物語性はありません。
そのため、最終盤で本来なら盛り上がるはずの展開でも、割とあっさりと終わってしまいます。
加えて、バトル的にもそれほど歯ごたえを感じられませんでした。
ローグライトとしてラスボスはこの周回での積み重ねをぶつける集大成となる戦いでもありますし、できれば強くあってほしいです。
正直なところちょっと物足りなさを感じたのも事実でした。
ただ、このInto the Breachも通常1,520円、セール時には760円という激安な価格になる、高コスパゲームです。
低価格で何度も詰将棋のような戦闘を楽しめる作品ですので、合いそうだと思った方はぜひセールにでも購入してください。
そして敵の行動が分かっているのに対応しきれないジレンマにハマりましょう。
>>Into the BreachのSteamページはこちら
『トラブルシューター:捨てられた子供たち』 トレハンも楽しめるSRPG
次は、Steamの隠れた良作であるSRPG『トラブルシューター:捨てられた子供たち』の紹介です。
トラブルシューター:捨てられた子供たち(Steam公式HP)
・対応プラットフォーム:Steam
・ジャンル:育成・トレハンと盛り沢山なSRPG
・定価:2,570円
・開発元/パブリッシャー:Dandylion
※価格は全て税込 ※2025年1月時点
このゲームのおすすめポイントは、SRPGながら「トレハン」が楽しめる点と、豊富な「育成要素」が盛り沢山なことです。
キャラビルドは非常に豊富で、「特性」と呼ばれるものを各キャラに装備でき、その特性によってステータスが向上したり、使用するアビリティが変化したりします。

他のゲームなかなか無いくらい多くの特性を装備できるため、どういうビルドを目指すのかがとても重要です。
狙った特性を習得するための素材を戦闘やクエストで収集してお気に入りキャラクターを強化し、バトルで大活躍させる、といったサイクルを楽しむことが出来ます。
本当に多彩なビルド構築を楽しめるため、育成やキャラビルドを楽しみたい人に特におすすめな作品です。
そんな『トラブルシューター:捨てられた子供たち』ですが、やはりイマイチと感じた点もあります。
- 音声が韓国語のみ(文章は日本語化されている)
- 要素がてんこ盛りすぎて初心者には複雑に感じる部分もあり
まず1つ目は、ゲーム内音声が韓国語のみという点です。
筆者は全く韓国語に慣れていないため、せめて英語があれば良かったなという思いでした。
ですが、文章自体は日本語化されているため、ストーリーもゲームも問題なく楽しめたので助かりました。
2つ目は、ゲーム内の要素が非常に多すぎた点です。
などなど。
他にもありますが、正直ほとんど活用しなかったシステムもありました。
要素が少なくてあっさりし過ぎているより断然良いですが、ゲームに慣れていない人で気軽に楽しみたい人にとっては取っ付きづらい部分があるのも事実です。
一方、ゲームやSRPGに慣れていて、追加されるシステムも触っていれば大体理解して取捨選択できる人にとっては全然問題ないと思います。
キャラビルド構築とトレハン、そしてその成果を披露する戦闘が非常に楽しめた作品ですので、これらの要素に惹かれる人はぜひ遊んでみてください。
こちらもSteamにて通常2,570円ですが、セール時には800円台と激安になる時がありますので、セールまで待てるのであればそこで購入するのをおすすめします!
『ヴィーナス&ブレイブス』独特の戦闘システムが楽しめるSRPG
昔のゲームなので遊べる機種も限られてしまいますが『ヴィーナス&ブレイブス』(V&B)もおすすめです。
ヴィーナス&ブレイブス(公式サイト)
・対応プラットフォーム:PS2、PSP
・ジャンル:不老不死と歩む世代交代SRPG
・開発元/パブリッシャー:ナムコ(PS2版)
※2025年1月時点
このゲームの魅力はたくさんありますが、特に以下の点が特徴的です。
- ユニークで戦術性の高いローテーションバトル
- 世代交代システムを活かした育成と部隊編成の面白さ
- 不老不死の主人公が100年戦い続けるという世界観と設定の良さ
まずは独自の「ローテーションバトル」です。
3列×4マスの中にユニットを編成できるのですが、ローテーション機能がありローテーションすると前列のユニットは後列に、後列は中列、中列にいたユニットは前列へと入れ替わります。
- 前列は攻撃
- 中列は補助
- 後列は回復
と役割分担されており、ユニットの職業によって各列で行う行動が変わります。

攻撃力は非常に高いけれども自己回復できない「サムライ」や、攻撃力は低いけれど列回復ができて前列の受けるダメージを減少する防御補助まで可能な「神官」など、さまざまな職業が用意されているのです。
各ユニットの特徴を活かして部隊編成するのが非常に楽しく、編成やビルド構築が好きな人にはおすすめです。
このゲームのさらなる魅力は「不老不死の主人公が100年戦い続ける」というテーマがあり、それを上手くゲームデザインとして落とし込めている点です。
100年という時間設定がされているため、ワールドマップの移動などによって日数が経過していきます。
当然パーティメンバーは年々歳をとっていくことになるのですが、現役のピークを過ぎたメンバーは急激に能力が落ちてしまいます。
そのため、能力が落ちてしまったユニットとはお別れして、若いユニットを新たに雇用しなければならないのですが、ここがこのゲームの切ないところ。
大活躍してくれたユニットなどは特に思い入れも強いため、「お別れのときが来てしまったのか…」と感傷に浸ることもありました。
こうやって別れと出会いを繰り返しながら、部隊を強化していくのです。
主人公が不老不死ということで、ストーリーは「出会いと別れ」や「不死のものだけが分かる孤独」が描かれます。
私好みな世界観ということもあり非常に気に入りました。
一方、イマイチな点も存在します。
- 中盤以降に中だるみする
- 現在基準では快適性が良くない
まず1点目は、中盤以降に中だるみしてしまうことです。
序盤はストーリーが豊富で、色々な関わりを見ることができて非常に充実していたのですが、ある時を境にイベントが減ってしまいました。
イベントが減るということは、戦闘が続くということで、いくら面白い戦闘であっても同じことの繰り返しになってしまい、ちょっと飽きやすくなってるなと感じます。
あとは20年以上前のゲームであるため、UIが現在基準では使いづらい部分があり、快適性は正直良くないです。
ですが、世界観や独自の戦闘は非常に良いので、好みが合いそうで且つ機会があれば、『ヴィーナス&ブレイブス』をぜひ手にとってみてください。
もし、この戦闘システムや育成システムが気になるけどPSP・PSVitaやPS2なんて持ってないよという方は、PCの無料ゲーム『マイナーセブン』というゲームが、同一の戦闘システムのゲームとして楽しめます。
ヴィーナス&ブレイブスの前作『7 モールモースの騎兵隊』の開発者の1人が制作し、ゲーム部分のみを簡単に楽しめるようにフリーゲームにしたものです。
ストーリーはほぼありませんが、根幹システムは楽しめるようになっているので、是非遊んでみてください。
戦闘の面白さを求める人におすすめのSRPG

戦闘の面白さを求める人には、以下の4つのSRPGが特におすすめです。
この4つのゲームの戦闘の特徴をあげると、
- 高難易度×パーマデス(死んだユニットは生き返らない)での難易度調整が神がかっている
- 一部マップを除いて、援軍以外ははじめから敵の位置が見えているため戦術を立てやすい
- 敵の攻撃が熾烈で、ユニットはある程度使い捨てる覚悟が必要
- 自分たちの周辺しか視界が無いため、敵の位置が見えず、それを考慮した戦術を立てる楽しさ
- ダンジョン探索と戦闘がうまく融合した独特な戦闘システム
- 戦術的にも戦略的(トレハン・育成・世代交代)にもやりがいがある
- 通常のSRPGより詰将棋的な要素が多く、戦術的
- 少数の味方ユニットで無駄なく敵を撃退
となります。
気になった方はここから各SRPGの説明部分に飛べるので参考にしてください。
育成や部隊編成の面白さを求める人におすすめのSRPG

育成や編成が好きな方におすすめのSRPGはこちらです。
これら5つのSRPGの、育成や部隊編成面での特徴は以下のとおりです。
- 部隊編成とガンビットシステムの融合により、唯一無二の編成ゲームを楽しめる
- 中盤の終わりまで要素がどんどん開放されていくレベルデザインの良さ
- 豊富すぎる特性による多彩がキャラビルド
- SRPGながらにトレハンも楽しめる
- 最大9体からなる部隊編成が楽しめる
- クラスも豊富
- 自分だけの傭兵団を自由に編成
- 食うにも困った状態からの成り上がりが楽しめる
- キャラロストや負傷があるため、小隊を維持していくのシビアな編成楽しめる
- modで追加される新規兵種や性能変更もあり
編成ゲーや育成を楽しみたいなら、この中から選んでみて下さい。
ストーリーやキャラクター性を求める人におすすめのSRPG

ストーリーの良さや、キャラクター性を求める人におすすめしたいシミュレーションRPGはこちらになります。
この4つのゲームが、どういった点でおすすめできるのかをまとめています。
- 3つの学級の物語を楽しめる、しかも学園編と戦争編の2部構成
- キャラの描き方も魅力的でバックボーンの深堀りもある
- 各々の信念にもとづく物語がアツい
- 信念の天秤システムで物語の分岐に干渉
- 不老不死の主人公を中心に描かれる出会いと別れの物語
- V&B独特な世界観と設定の良さ
ストーリーを楽しめるゲームに飢えている方は、こちらからぜひチェックしてみて下さい。
Steamで遊べるおすすめのSRPG
ここからは、ゲームハード別におすすめSRPGをまとめます。
まずはじめにPC上のSteamで遊べるおすすめのSRPGです。
ゲームタイトルをクリックしたら、そのゲームの説明部分へと飛べるようになっています。
| ゲームタイトル | おすすめポイント |
|---|---|
| XCOM2 | ◯容赦ないシビアな戦闘と小隊編成 |
| Wartales | ◯SRPGには珍しいオープンワールド探索型 |
| トラブルシューター:捨てられた子供たち | ◯豊富な育成とそれを可能にするトレハン |
| Into the Breach | ◯詰将棋のような戦術的バトル |
| Symphony of War | ◯最大9体の部隊編成ゲー |
| トライアングルストラテジー | ◯戦記物のストーリーとキャラ性能を活かした戦闘 |
上記タイトルの他機種展開と、どのプラットフォームで買うのが良いのかを書いておきます。
PS4をはじめとした各種ゲーム機でも発売されていますが、modなどを考慮するとPCで遊ぶのが断然おすすめです。
推奨環境以上で遊べるPCを持っているならSteamで遊んでみて下さい。
WartalesはPC以外でも、XBOX Seriesにも展開されていますが、日本語化modの関係でSteamで遊ぶのがよいです。
PC版のみの展開。
PC以外にNintendo Switchでも出ているので、これは好みのプラットフォームで大丈夫です。
Symphony of WarもPC版のみ。
PC版とNintendo Switchで販売されています。
こちらは正直なところ、一長一短です。
・PC版:ロード時間短縮がデカいが、移植に伴うバグも見られる。
・Nintendo Switch版:ロード時間が長め。
好みのプラットフォームで、セールなどで安くなっていたら買うくらいの気持ちでもいいかもしれません。
Nintendo Switchで遊べるおすすめのSRPG
Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)で遊べるおすすめSRPGは以下になります。
ゲームタイトルをクリックしたら、そのゲームの説明部分へと飛べるようになっています。
| ゲームタイトル | おすすめポイント |
|---|---|
| ユニコーンオーバーロード | ◯ガンビットと編成を考えるのが楽しすぎる |
| 王立穴ポコ学園 | ◯ダンジョン探索とSRPGの融合 |
| ファイアーエムブレム 風花雪月 | ◯キャラ、育成、ストーリーが高水準 |
| ファイアーエムブレム エンゲージ | ◯バトルの最高難易度調整が素晴らしい |
| Into the Breach | ◯詰将棋のような戦術性が求められる戦闘 |
| トライアングルストラテジー | ◯キャラ独自の個性を活かしたバトルと物語 |
| XCOM2 | ◯キャラロストもあるシビアな戦闘と小隊編成 |
PS4・PS5やXBOX Series X/Sでも出ています。
このゲームはNintendo Switchでも比較的快適に遊べると実際にプレイした人も言っているので、画質面でのこだわりがなければ、寝転びながら遊べるSwitchは相性が良いです。
Nintendo SwitchのDL専用ソフトなので、スイッチのみで買えます。
こちらは任天堂が出しているゲームなので、スイッチ専売です。
こちらも同様にNintendo Switch専売です。
スイッチとPC版での販売です。
好きな時に遊べるスイッチとの相性は抜群です。
スイッチもしくはPCで遊べます。
PC版:ロード時間短縮、しかし移植に伴うバグも見られる。
Nintendo Switch版:PC版よりはバグは少ないが、ロード時間が長め。
好みのプラットフォームで、セールなどで安くなっていたら買うくらいの気持ちでいいと思います。
Nintendo Switch、PC、PS4、XBOXで購入可能です。
本当はSteamが一番おすすめなのですが、PC環境が無い場合はお好みのゲーム機で遊んでもらえたらと思います。
PS4/PS5で遊べるおすすめのSRPG
| ゲームタイトル | おすすめポイント |
|---|---|
| ユニコーンオーバーロード | ◯ガンビットと編成を考えるのが楽しすぎる |
| XCOM2 | ◯キャラロストもあるシビアな戦闘と小隊編成 |
PS4やPS5で面白いSRPGを遊びたいのであれば、断然ユニコーンオーバーロードがおすすめです。
また、PCでのゲーム環境が整っていない場合は、XCOM2を遊ぶのもよいです。
Nintendo SwitchやXBOX X/Sでも出ています。
Nintendo Switchでの携帯性を重視しない方は、PS4/5もしくはXBOXでのプレイが画質も綺麗でおすすめです。
PC、Nintendo Switch、PC、PS4、XBOXで購入可能です。
本当はPCが一番快適でmodもあるためベストなのですが、PC環境が無い場合はお好みのゲーム機で遊んでもらえたらと思います。
XBOX Series X/Sやゲーパスで遊べるおすすめのSRPG
| ゲームタイトル | おすすめポイント |
|---|---|
| ユニコーンオーバーロード | ◯ガンビットと編成を考えるのが楽しすぎる |
| Wartales | ◯SRPGには珍しいオープンワールド探索型 |
| XCOM2 | ◯キャラロストもあるシビアな戦闘と小隊編成 |
Nintendo SwitchやPS4・PS5でも発売されています。
Nintendo Switchでの携帯性を重視しない方は、PS4/5もしくはXBOXでのプレイが画質も綺麗でおすすめです。
PCとXBOXで遊べ、ゲーパスにも対応していますが、日本語化modの関係からSteamでのプレイ推奨です。
ただし、英語でのプレイが問題ない場合は、XBOXで遊ぶのもおすすめできます。
個人的にはあまりおすすめできないSRPGたち(参考)
タクティクスオウガ リボーン
『タクティクスオウガ リボーン』は、おすすめできないというよりも人を選ぶ部分がある、という言い方が正しいです。
タクティクスオウガリボーンでは、味方部隊にレベルキャップがあるため、格上相手の戦いとなりやすいです。
格上の敵に対してどう戦っていくかという観点で楽しめるのであれば、そこそこ評価できると思っています。
ストーリーも好みのものですし、原作が出た時代(1995年10月)にこの物語を体験した人にとっては衝撃だったんだろうなと容易に想像できます。
ではどういう点が人を選んでしまうのか?
それは、リボーンで追加された戦闘システムである「バフカード」の存在です。
戦闘中、マップ上にランダムで唐突に地面からバフカードが湧いてきます。
これを取得すると一時的に能力が向上します。
なぜ湧いてくるのかは分かりません。
世界観にも合致してません。ですが、湧いてきます。
そしてこのバフカード、
ということから、これを放置して敵に取得されるのは危険です。
しかし、いつどこに湧いてくるのかも分からないため、戦術を考える上でのノイズにしかならず、バトルの面白さに寄与しないものだと感じました。
例えば「タンクユニットのHPはこれだけ残しておけば次のターンの攻撃に耐えられる」と考え、ターンを終了させたとします。
けれどもバフカードシステムによって以下のようなことが起こるのです。
- 敵ターンで、味方ユニットの隣に攻撃力アップのバフカードが湧き出てきて、敵がそれを取得する
- そのまま味方タンクユニットを攻撃
- 攻撃力がアップしているため、本来耐えられたはずなのに倒されてしまう
戦術性もなにもあったものではないですね。
ゲーム自体も、このランダム性まで加味した設計になっているわけではありませんでした。
逆にこの点が気にならない人にとっては、戦闘を楽しめる可能性があります。
ネット上でも、

バフカードがあるからこそ、待ち伏せ戦法が取りにくくなっているから素晴らしい
という意見もみられます。
待ち伏せ対策なんて、AIとマップと敵配置などで調整できると思ってしまいますが、こういう意見もあります。
実際に、ここを許容できる人たちの『タクティクスオウガ リボーン』の評価は高いです。
もしかしたら自分には合うかもという人は、一度公式サイトなどで情報を確認してみてください。
ペルソナ5タクティカ
『ペルソナ5タクティカ』は、ペルソナ5(P5)が好きで、もう一度あの登場人物たちに会いたいという人以外にはおすすめできません。
理由は以下のとおりです。
筆者的には「戦闘」「育成」「物語」の3大要素すべてがNGでした。
こう思ってるのは自分だけなのかと思いましたが、色々調べると世間的にも微妙だったみたいです。
直前に紹介している『タクティクスオウガリボーン』とは全くレベルが異なります。
あちらはゲーム水準としては高めだが、ネガティブな要素もありそれが許容できない人も多いという、「人を選ぶ部分がある」というものでした。
しかし、このペルソナ5タクティカは全ての水準が低めで、ゲームとしてあまり楽しめるものではなかったです。
ペルソナと名のつくものは何でも「非常に好評以上」になってしまっているSteamの甘めなユーザー評価でも、「やや好評」(直近評価は賛否両論)に留まっています。

そして、XBOXでの評価では5段階中2.8という評価になっていることからも、ある程度分かていただけると思います(P3RやP5Rなどは4以上の評価)。※2025年1月時点
ですので、ペルソナ5のキャラクターが出ているだけで嬉しいという人以外には、わたしは「このゲームはおすすめできない」と考えています。
ただし、ペルソナ5が好きで興味を持っている人も、このペルソナ5タクティカの主人公はこのゲームのオリジナルキャラクター達であって、ペルソナ5のキャラクター達ではないということは覚えておいてください。
クロステイルズ
『クロステイルズ』は、FFTを彷彿とさせるジョブシステムを備えている一方、戦闘がそこまでは面白くはなく、ストーリーが虚無という、人を選ぶ作品です。
「周回を4周も楽しめる」みたいな売り文句が見られますが、実際のところは1周クリアでお腹いっぱいで、それ以上プレイする気にはなれませんでした。
ストーリーに期待せずに育成と戦闘を楽しむという観点であったとしても、育成・戦闘のどちらかがもう少し優れていて欲しかったと思います。
自分と似た感性であったり、評価基準を持つ人にはおすすめしません。
ただ、FFTのようなジョブシステムのSRPGを手軽に楽しみたいという需要は満たせますので、そういう人はセールしている時に買うのがおすすめです。
もし1,000円台で購入できるのであれば、コスパとしては十分なものに仕上がっています。
クロステイルズのクリア評価はこちらに記載していますので、もし気になる方がいれば参考にしてみてください。
まとめ
さまざまなSRPGを遊んできた筆者が、個人的におすすめできるRPGを紹介してきましたが、特におすすめの5本は、以下のタイトルになります。
| ゲームタイトル名 | 特徴 |
|---|---|
![]() ユニコーンオーバーロード | ・ユニークな部隊編成システムが楽しすぎる ・個性豊かで魅力的な仲間キャラ |
![]() ファイアーエムブレム 風花雪月 | ・舞台設定や背景 ・育成 ・キャラクター これらが高水準でまとまったSRPG |
XCOM2 | ・エイリアンの支配から抜け出せ! ・タクティカルで緊張感のある戦闘が面白い |
![]() ファイアーエムブレム エンゲージ | ・とにかく戦闘バランスが良い ・手に汗握る戦闘が楽しい ・すべてのリソースを注ぎ込んで敵を倒す! |
王立穴ポコ学園 | ・ダンジョン探索とSRPGとの融合 ・卒業システムによる別れと出会いを楽しむ ・圧倒的コスパの良さ!! |
編成の面白さに特化した『ユニコーンオーバーロード』。
高水準にまとまった『ファイアーエムブレム 風花雪月』。
エイリアンとのシビアな死闘を繰り広げる『XCOM2』。
バトルの面白さだけに振り切った『ファイアーエムブレム エンゲージ』。
SRPGとダンジョン探索とを融合させてしかもコスパ抜群の『王立穴ポコ学園』。
どれも特徴的でとても楽しめたSRPGです。
もし「面白そうだな」と思えるゲームがあったら、ぜひプレイしてみて下さい。




