2023年1月に日本一ソフトウェアから発売されたSRPGである「魔界戦記ディスガイア7」のメインストーリー部分をクリアしましたので、感想を書いていきたいと思います。ストーリーのネタバレ無しです。
詳細なレビュー記事はもう少しやり込んだ後に改めて書きますが、購入を迷っている方に向けて生の感想を届けられたらいいなと思い本記事を執筆しています。購買判断の一つとして読んでいただけると嬉しいです。
なお、本記事は歴代シリーズのいずれかの作品をプレイした事がある人に向けて書いています。ディスガイア6があまりにも評価が悪かったため、「5までは好きだったけど本作ってどうなの?」と思っている人が多くいるのではないか思ったからです。(きちんとしたレビュー・評価記事はまた改めて執筆します)
Switch版・PS4・PS5版と発売されていますが、私はPS4版でプレイし、メインストーリークリアまでゆっくりめに遊んで約40時間でした。攻略用に強キャラ作りなどすればもっと短かったと思います。
ディスガイア7 メインストーリークリア後の感想 簡易まとめ
- いつものディスガイアみたいなわちゃわちゃ感がありつつ、良質なメインストーリー
- いつもよりもパロディ満載な幕間の掛け合い
- ディスガイア6で不評だった部分を改善。新たな要素も取り込んでいる。ディスガイア5からの正統進化版
- 過剰なレベル上げをしなければ歯応えのある難易度
- 主人公・ピリリカ・ヒガンといった魅力的なキャラクター
- 現状バグあり
- UIが追いついておらず、若干ユーザビリティが低め
- メインストーリークリアまでの総評としては良作。あとはやり込み次第
ディスガイア7の良い部分
メインストーリー&幕間の掛け合い
正直なところプレイ前はメインストーリーに期待していませんでしたが、蓋を開けてみると良好なお話を読むことが出来ました。過去作では若干飛ばし気味に読んだりすることもあったのですが、本作の物語は読んでいて楽しかったです。
もちろん従来のディスガイア同様わちゃわちゃ感があったり、突拍子ないことが起こったりといった事は変わりませんが、熱血王道の物語をわりと丁寧に描けていたのではないかと思います。最後の3話くらいはメインストーリーを見たいがために速く進めるくらいには楽しめました。
歴代のディスガイアシリーズで、私好みなストーリーはディスガイア5と本作であるディスガイア7。ナンバリングが若い頃のギャグ路線が好きな人もいるでしょうから、そこらへんは好みが分かれるところだと思います。少しでも参考になれば。
また、1話毎の幕間に次回予告的な紙芝居が入るのがディスガイアの伝統ですが、本作の幕間での掛け合いはいつになくパロディ満載で、且つ結構楽しかったです。
歴代の幕間が好きな方は気にいるのではないかと思います。
ディスガイア5からの正統進化
ディスガイア6は世間的に非常に不評だったかと思います。もちろん6が好きな人もいるかと思いますが、今までのディスガイアシリーズを求めていた人にとってはあまり評価が良くなかった作品でした。特に序盤から放置ゲーのようになってしまっており、あれはやり込みでもなんでも無いと感じた人も多かったと思います。
ですが本作はディスガイア5から進化させた作品となっており、「歴代シリーズが好きだった人は安心して遊べるようになっている」というのがここまで遊んだ感想です。
キャラ界は無くなったままですが、ウェポンマスタリーは復活し「アイテム転生」「弩デカ魔ックス」といった新要素も追加され、戦闘技は3Dアニメーション仕様になっています。
ディスガイア5ほどやり込めるかは今後のプレイ次第ではありますが、メインストーリー部分では十分楽しめました。
また、6で導入されたAI戦闘自体はありますが、「手動戦闘をこなさないとAI戦ができない」「そもそものAI戦闘を周回スキップできる」といった「放置ゲー」とならないような工夫がなされていました。
程良い難易度
メインストーリーの間は、「転生なし」「過剰レベリングなし」「攻略に詰まったらアイテム界でお金と経験値を稼ぐ」という感じでプレイしていました。
そのため、ストーリーの要所要所のボスに苦労することもあったりと普通に戦闘を楽しめました。
敵が弱すぎても面白くないですし、困ったらレベル上げ・転職・アイテム界で強くなれるので、ほど良い難易度だったのではと思います。
魅力的なキャラクター達
主人公・ピリリカ・ヒガン・シーフォーあたりが好きだったので好んで使っていましたが、正直どの固有キャラも魅力があって強いため、気に入ったキャラが使いづらいということが少ないのではないかと思います。
キャラクターの魅力もストーリーできちんと描けていて問題なかったです。
ディスガイア7の気になる部分
現状バグあり
執筆時点で発売から1週間しか経っていないため、まだ未修正のバグが散見されます。
レイヤーの順番がバグってスカウト屋の説明文が見れなくなったり、議会で賄賂を送るときアイテム詳細が確認できなかったり(バグだよね?仕様だったら不便過ぎるからやめてね)。
すぐにアップデートが入るとは思いますが、気になる人はアップデートで修正されたタイミングで購入するのでも良いかと思います。
致命的なバグに遭遇しなかったこともあり、早く修正されないかなと思いつつもまあ問題なく楽しめました。
UI・ユーザビリティが若干弱い
歴代のUIを踏襲しているため致命的な部分は無いのですが、「弩デカ魔ックス」時の操作性がやや悪かったり、いつもながら戦闘マップが分かりづらい(見づらい)時があったりと、もう少しだけ改善してくれれば良いのになあという部分が見受けられました。
あとサブ武器が装備できなくなったのが地味に辛かったです。プリースト系の弓+杖とか、魔法剣士系の剣+杖とかの切り替えがいちいち装備変えないといけないのはストレスでした。なんで便利な機能を消してしまったのか。
感想まとめ
ディスガイア7のメインストーリーまでの感想をまとめると、
- ストーリーも良く掛け合いが楽しい。キャラクター達も魅力的
- ディスガイア5からの進化作で良かった
- 発売後1週間ではまだバグあり
- もう少しユーザビリティ性を上げて欲しかった
という感じです。もちろん気になるところもありますが、ストーリー・キャラクターが好みで戦闘と育成も楽しいため、今のところは買ってよかったなと思っています。
現状の評価は良作といった感じ。あとは今後のやり込み部分での評価とアップデート次第かと思います。
ディスガイア5までは好きだったけど…という人達の参考になれば幸いです。
コメント